マイそくスーパーライト 32kbpsの使い方
マイネオのマイそくにスーパーライトが追加
これはpovo2.0と競合するサービスです。マイネオが人気のマイそくにプランを追加しました。その名もマイそくスーパーライトです。
料金は月額250円。そのサービス内容はというと、なんと常時32kbpsというスピードで通信が可能なサービスです。
32kbpsで何ができるの、というと実は何もできません。かろうじてテキストベースのメールやiMessage、LINEができるくらいです。
じゃ、何に使うのかというと、通話です。
マイそくスーパーライトを通話で使う
実はマイネオには結構戦略があって、このサービスを開発してるんです。
一つは回線障害対策の需要が高まっていること、昨年発生したauの回線障害は数日間に渡り全国的に大きな影響があり、社会問題ともなりました。
それからはデュアルSIMなども話題となり、1つの回線契約だけではなく複数回線を契約することで、もしもの通信障害に備えようという動きも利用者によっては始めています。
また、先日KDDIとソフトバンクがキャリアを超えてデュアルSIMサービスを提供することを発表しましたね。
つまり、回線障害用に新たにSIMを契約したい。でも毎月の月額料金は抑えたい。そんな人のために月額250円で回線契約を提供してくるというわけです。
さらにマイネオはdocomo、au、SoftBankと3大キャリアの回線を扱っている数少ないMVNOですから、キャリアを選べる強みもあります。
マイそくスーパーライトをガラケーの代わりに使う
もう一つの狙いは、フィーチャーフォン、いわゆるガラケーの利用者をターゲットとしていることです。
3G電波の停波が迫っている中、未だ280万のフィーチャーフォン回線契約が残っていると言われています。つまり、それだけ通話のみでケータイを使いたいという需要があるということですね。
今後、フィーチャーフォンを使っているユーザがスマホに切り替えることで、不要パケット契約をすることことになり、使いたくないパケットの料金も支払わなければいけません。
マイネオはそこに目をつけたわけですね。データ通信をほぼしない通話専用の回線を用意したわけです。
このマイそくスーパーライトは月額250円で、ほぼ同時にリリースされる10分通話パックは月額110円。つまり、月額360円の基本料金で、通話専用の回線契約ができちゃうわけです。
また、10分かけ放題（月額550円）をプラスしても合計で月額800円で1000円を切る価格で利用可能です。
さらにどうしてもパケットをフルスピードで使いたいなあと思ったら24時間フルスピードでパケット使い放題の24時間データ使い放題オプションを330円で利用することもできます。
例えば、子供のGPSがわりで、さらに親と連絡するためにメールやメッセンジャー、通話がメインという場合にはすごくマッチするさ＝ビスだと思います。
マイネオのマイそくスーパーライトとpovo2.0の違い
さて、ここで気になるのがpovo2.0です。
auのサブブランドで月額が0円という不動の地位を築いているこのpovo2.0とほぼ被っているようなサービスです。
ちなみにマイそくスーパーライトは32kbpsのスピードですが、povo2.0は月額0円でも128kbpsのスピードが出ます。これはメールやメッセンジャーはもちろん、FaceTimeオーディオやLINE通話などの、データ通話も利用可能なスピードで、場合によってはビデオ通話もできてしまいます。
また、povo2.0の利用条件は今のところ半年にオプションを1回申し込めばいいので、24時間データ使い放題の330円を利用することで、条件をクリアできます。年間の維持費が660円でOKということになるんですね。
ただし、通話については通常30秒22円、5分以内かけ放題が月額550円ですので、月に数回通話をする場合は、マイそくスーパーライトと10分通話パックの方がお得になります。
マイネオはさすが、ユニークなサービスを普通に提供してきますね。すごいです！
マイネオスパーライトのまとめ
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