マイネオの夜間フリーが月額990円で開始

ゆずるね。でおなじみの夜間フリーがオプションサービスとして登場

mineoが毎日22:30~翌朝7:30までの間、フルスピードでデータ通信が使い放題となるオプションサービスを開始しました。

月額990円で2023年3月17日から提供開始となります。

利用可能対象は、マイピタ、マイそく(スタンダード、プレミアム)を契約中の人が対象となります。

なお、同様のサービスが「ゆずるね。」の10回達成特典として提供されていましたが、この夜間フリーの有料オプション化に伴い、「深夜フリー」と名称が変更されました。

いずれにせよ無料版もちゃんと継続して提供してくれているのはありがたいですよね。

夜間フリーを有料オプションとするからにはそれなりのメリットが必要です。この夜間フリーの特徴を深夜フリーとの違いをメインにチェックしてみましょう。

時間が夜間フリーとくらべて前後30分ずつ延長

ゆずるね。得点の深夜フリーは夜の23時~翌朝7時までが使い放題の対象時間でしたが、夜間フリーは22時半から翌朝7時半が対象となっています。

7時台の電車やバスに乗って通勤通学をする人にとってはかなりメリットのある変更点ですよね。朝の30分は意外と大きなインパクトんがあるので、7時半まで使い放題というのはいいと思います。朝出がけにこの時間帯に動画などをさっとダウンロードして、あとはダウンロードをした動画を見れば7時半を超えてもパケット消費をせずに高画質で動画を見ることができます。

事前に準備する必要がなく、朝思い立ってからパケットを自由に使えるというのもめりとですね。

さらに夜も23時よりも30分早い22時半から利用可能となります。この時間の30分もあるとないとでは結構ちがいますよね。

たとえばスマホのアップデートには大きな容量のデータをダウンロードする必要がありますが、夜の22時半から使えれば充電しながらアップデート実行でお風呂に入って上がったころにはアップデート完了などもできます。

夜の22時台と23時代ではやっぱり寝る時間にも影響があるので、30分早くパケット使い放題が使えるようになるだけでもすごくありがたいと思います。

マイそくも利用可能

マイそくのスタンダードやプレミアムはお昼の12時から13時までに通信スピードが32kbpsへ制限されるサービスで、そのほかの時間帯は1.5Mbpsと3Mbpsの通信スピードで使い放題となるサービスです。

これまでマイそくは「ゆずるね。」の得点の対象外でした。それはそうです。ゆずるね。は12時から13時の時間帯で通信を発生させないようにする利用方法なので、そもそもその時間帯が通信制限がかかっているマイそくはゆずるね。宣言ができないのは当たり前です。毎日ゆずるね。をしている状態ですから。

ただし、マイそく利用者もこのあたらしい夜間フリーを利用することができます。つまり、マイそくスタンダードの場合は12時から13時以外の7時半から22時半まで1.5Mbpsの使い放題で、それ以外の時間帯はフルスピードの高速通信で使い放題になるというわけです。

マイそくがあればスタンダードでもAppleMusicやSpotifyなどの音楽サブスクサービスは当然利用可能ですし、YouTubeやネットフリックスやAmazonプライムビデオなどの動画視聴も可能です。

ただ、アプリをダウンロードしたり、OSのアップデートをしたりする場合はマイそくの通信スピードでは実施不可能です。

ですから、普段使いはマイそくのスピードで。大きなデータをダウンロードする必要があるときは夜間フリーの時間帯で実施する、ということも実現できます。これは便利ですよね。

例えばこんな組み合わせはいかがでしょう。マイそくスタンダードで990円、夜間フリーで990円、合計で1980円となります。(税込)

それで12時〜13時意外は使い放題となります。

これと同じような使い方が実は従来のプランで可能です。これはマイピタの10GBでさらにパケット放題も使え、ゆずるね。を達成すれば深夜フリーも使える状況となり、同じような使い方が可能です。

いずれにしても、パケット使い放題でさらに深夜帯に速度制限がないフルスピードでパケット使い放題ができる、これが2000円というのはマイネオならではのサービスといえますね。

深夜フリーは3日で10GB制限があるが夜間フリーは制限なし

深夜フリーは深夜帯とはいえ、フルスピードでのパケット使い放題サービスとなるので、流石に利用者への制限を加えるように設定されています。これは無料サービスなので、当然といえば当然ですね。

その制限というが3日でパケット使用量が10GBを超えると制限が発生するというものです。

なので、テザリングでPCを使いつつ、大量のデータ通信をしすぎることができませんでした。

これはiOSのメジャーバージョンアップデートを1回すると4GBくらいは余裕であるので、同じタイミングで大量通信をすると制限がかかったりすることもあるんですよね。

ところが、夜間フリーにはこのパケット使用量の上限がありません。マイネオ側は上限はないが、節度ある利用を求めるコメントを出しています。無茶な使い方はしないでくださいね、ということですね。

それでもPCやスマホ、タブレットのOSアップデートや動画のダウンロードなどを実施できることをメリットとしているので、10GBを超えて、20GBや30GBを使うのは想定の範囲、ということだと思われます。

スイッチの切り替え操作が不要

深夜フリーを使う場合、マイネオスイッチをOFFにしないと深夜フリーが有効となりませんでしたが、夜間フリーでは自動で有効となりますから、夜10時半になると自動でパケットを消費しないフルスピードモードになります。そして朝7時半になると勝手に夜間フリー終了、ということになります。

また、マイネオアプリやマイページでは夜間フリートちゃんと文字が表示されますので、確認してから使うとパケット消費がされませんから、注意はしておきましょう。

マイそくであれば気にせず使っていけますけどね。

マイネオの夜間フリーまとめ

マイネオの夜間フリーがついに有償サービスとなってリリースされました。この夜間フリーは990円という価格が適正かは判断が難しいところです。

まず、自宅に固定回線などでWi-Fiがない場合、有益なサービスとなります。マイそくと夜間フリーを組み合わせると月額1980円となりますから、これだけでうまくいけばパケット使い放題で、かつ大容量が必要なアップデートなどの作業もできるからです。

ただ、他を見れば、楽天モバイルは3278円で、1日中フルスピードで使い放題となり、その価格差早く1300円。これをどう捉えるかで、選択することになります。

利用者にとっては選択肢が増えて損をすることはないので、すごくありがたいことだなあって思いますね。

今後MVNOは電話番号も総務省から直接おろしてもらえるような法改正も施行されるということで、ますますMVNOができることが増え、コストも抑えられるようになると、さらに競争が進み、淘汰されるMVNO業者も増えてくると思います。

そんな中で、マイネオは価格競争ではない、独自のサービスを展開することで、ユーザへの利便性向上を狙っているとしたら、今後もどんなプランを出してくれるのか、楽しみでしょうがないですね。

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