mineoがDプランとAプランでeSIMを提供

MVNOでもユニークなサービスを展開することで注目を集めているmineoが遂にeSIMを提供することになりました。

2022年末にau回線のAプランの提供を開始していましたが、ようやく2023年2月22日にdocomo回線のDプランでも提供開始とのことで、これまではmineoを申し込んでもSIMカードが届くまで数日待つ必要がありましたが、やっと申し込み日に即日開通できるサービスとなりました。

なおSoftbank回線のSプランでは提供未定とのことで、このあたりは大人の事情があるのかもしれません。

mineoのeSIMでデュアルSIMも可能

iPhoneはSIMカードスロットが1枚しかないため、iPhoneでデュアルSIMをしようと思うとeSIMの利用は必須です。

組み合わせはSIMカード+eSIM、eSIM+eSIMとなり、eSIMを上手に利用することが求められます。

mineoはさまざまなサービスを提供しており、通常の料金プランは他のMVNOよりも高めの設定となっていますが、使い方によってはかなり有効に利用できます。

特にパケット使い放題プランの「マイそく」は4タイプの速度から選べ、回線契約もサービス開始からまだ半年も経っていませんがもう10万回線に迫ろうという勢いなんですね。

こうしたマイそくと、他のキャリアやMVNOとのデュアルSIMは本当に有効だと思います。

mineoのeSIMはドコモとauから選択可能

mineoがDプラン(docomo回線)のeSIMを提供したことにより、今使っているSIMがどの回線を使っていても、mineoのeSIMでデュアルSIMができるようになります。

例えば今au回線を使っていればDプランのeSIMを使うことができます。つまり、docomo回線以外を使っていればDプランのmineoを利用できますし、au以外を使っていればauプランのAプランmineo回線を利用することができます。

今ではeSIMのサービス提供は当たり前となっているので、当然の施作というところでしょうか。

mineoのeSIM 申し込み方法

mineoの申し込み画面では最初に「端末とSIMカードを購入する」か「SIMカードのみを購入する」かを選択します。

その後SIM形状を選ぶメニューとなり、SIMカード(これまで通りの物理カードのこと)かeSIMかを選択します。
eSIMを選択すると、注意事項とプランはAプランのみ選択できる状態となり、Aプランを選択し、その後の申し込み手続きを進めていきます。

eKYC認証による本人確認が必要

マイネオのeSIM申し込みにはスマホによるeKYC認証をする必要があります。最近はオンラインバンキングやオンライン証券など、また楽天モバイルなどでもeKYC認証が実施されていますので、経験した方も多いと思います。

eKYC認証はスマホのフロントカメラで自分の顔を写し、画面に表示される指示に従って顔を動かすだけなので、初めてでも簡単に認証することができますし、すぐ終わるので簡単便利な認証方法として今後も体験する機会も増えてくると思います。

eSIMならマイネオの回線が即日利用可能となる

マイネオは申し込みから最短でも3日かかっていました。

これは一例ですが、火曜日に申し込んで木曜日にSIMを受け取れます。
1日目:申し込み、申し込み状況確認ページで進捗率50%
2日目:申し込み手続き完了、SIMカード出荷済み
3日目:SIMカード受け取り、SIMカードをスマホに入れて開通

これが最短即日でeSIMを受け取り開通することが可能となります。

公式サイトには何時までの申し込みで当日にeSIMを受け取れるかは明記されていませんが、お昼過ぎまでであれば当日にeSIMを受け取れそうです。

デュアルSIMを想定したeSIM

MVNO利用者とくにマイネオ利用者はデュアルSIMで運用している割合が高いというデータがマイネオの調査で出ています。

とくに最近はマイそくが非常にはやっていて、MNOやサブブランドのプランとマイネオのマイそくをデュアルSIMで運用している人が増えているとか。

iPhoneはデュアルSIMが可能ですが、物理SIMは一つしか入れられませんので、デュアルSIMをする場合は、
物理SIM+eSIM
eSIM+eSIM
という感じで必ずeSIMを組み合わせる必要があります。

そこでeSIMが利用できないキャリアのサブブランドとeSIMのマイネオを組み合わせて利用できるようなことを想定してeSIMの提供をようやく開始した、ということみたいです。

また、2022年10月以降にはマイネオアプリでデュアルSIMでどちらのSIMを通信回線で利用するか簡単に切り替えられるように現在開発中とのことでした。

iPhoneであれば設定から比較的簡単にデータ通信に利用するSIM回線を切り替えることができますが、マイネオアプリでサクッとできればもっと便利にデュアルSIMライフが楽しめそうですね。

mineoのeSIMは新規でも再発行でも手数料が必要

「マイネオでeSIMやったー!」っと言いたくなるのですが、1つ注意点があります。eSIMの発行、再発行にはそれぞれ440円の発行手数料が発生します。

これは物理SIMの発行手数料と同じで、eSIMは便利なのですが使い勝手としてはすごく不便です。

たとえば、物理SIMであれば腹痛端末があってSIMを入れ買いたい場合、たとえばiPhoneからSIMを取り出して、iPadへ刺してモバイル回線を使う端末を変更することができます。SIMの抜き差しは多少手間ですが、時間もさほどかからず、自分の作業だけで完結するので非常に便利です。

本来、eSIMはこのようなSIMの抜き差しのためを省くためのものなので、eSIMの再発行もネット上で簡単に実現してほしいところですが、マイネオの場合は再発行手数料も440円発生しますので、eSIMを利用すると頻繁に端末を変更することができなくなります。

普段端末にSIMを入れ替えるようなマニアックなことしないよ、という人でも機種変更は絶対すると思います。この機種変更時にもeSIMの再発行は必要となりますので、今までの物理SIMなら無料だったSIMの入替も、マイネオのeSIMだと440円かかってしまうことになります。

ちなみに、楽天モバイルはeSIMの新規発行、再発行も手数料は無料なので、端末の入替は自由にいつでもすることができます。

マイネオはユーザの意見をいろいろ調査してサービスに取り入れていくMVNO会社なので、新規はともかく、eSIMの再発行は無料でいつでも自由にできるようにしてくれることを期待しています。

そうしないと物理SIMの方が結局便利だからeSIMを使わない、って選択になってしまいますからね。

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